筑後川流域温泉郷の三隈川沿いの温泉地。毎年5月の川開き以降は屋形船で宴会をしながら鵜飼鑑賞ができる。各旅館で夕食を屋形船に変更できる。江戸時代に御用達商人が沢山いた歴史から商家や蔵屋敷が並ぶ情緒ある豆田町が近い。天領日田おひなまつりでは旧家に伝わる雛たちが一挙公開。

８つの温泉郷で構成される別府八湯は、日本一、世界第二の湧出量を誇る温泉群。風呂の種類も蒸し湯、砂湯など多様多種。最大の見所は地獄めぐり。摂氏９８度もあるが涼しげなコバルトブルーの「海地獄」、赤い湯が煮えたぎる「血の池地獄」など珍しいものばかり。

由布岳の山麓にある人気温泉地。上質なリゾート地の趣きで、オシャレなショップやレストランが建ち並ぶ街は一日見て回っても飽きない。それぞれこだわりがある小規模な宿泊施設が多く、オトナな旅が楽しめる温泉地。晴れた日には由布岳と青空のコントラストが素晴らしい。一度といわず訪れたい。

■筑後川温泉：筑後川河畔の浮羽町に湧き出る温泉は単純アルカリ泉。神経痛やリウマチ、通風によく、またストレス解消にと多くの人々が訪れる。■原鶴温泉：原鶴という名は昔、傷ついた一羽の鶴が筑後川河原に舞い降り、水を浴びて飛び去ったのを見た里人が、川に温かい湯が沸いているのを発見したという故事に由来しているといわれる。九州でも有数の古い温泉場。

菊池温泉は1954年ごろ泉源が見つかり、温泉観光地としての開発が進んだ新しい温泉地。無色透明のお湯は別名「糀粧（けしょう）の湯」と呼ばれ肌ざわりがよく女性に人気がある。春は桜、秋は紅葉が見どころ。菊池渓谷は日本名水百選の一つ。